回復超特急トワイライトメアの新生転生の話

今回はDQMSL記事となります。

某所でトワイライトメアの新生について考察されているのを見たのですが自分としては不十分に思えたので自身で出来る限りやってみようと思います。長くなってしまったので面倒な方は最初と最後だけご覧ください。

新生転生トワイライトメア
HP608 MP328 攻撃331 防御328 素早さ376 賢さ392
星4HP714 MP378 攻撃389 防御386 素早さ442 賢さ459
特技 いやしの光
特性 回復のコツ、つねにマインドバリア、ときどきリザオラル、MP+50

まず数値から受ける印象は防御力不足ということと、素早さが中途半端だということです。特にこの素早さはほぼ仲間の行動に割り込むので連携を阻害する弱点にしかならないでしょう。ただ賢さやMPは高いと思います。
特技も特別光るものではないです。光の波動よりマシな程度の認識でいいでしょう。こいつ自体が状態異常に引っかかるのでマインドやら何やらの回復に使う程度です。とはいえそれでも状態異常を治せるようになったのは大きいのですが。ベホマラーより回復量が劣る上に暴走しないのでベホマラーを捨てるかどうかはよく検討するべきでしょう。
耐性面はメラ無効、デイン吸収辺りが役に立つでしょうか。
特性面はつねにマインドバリアがSランクヒーラーでは真似出来ない点で強化ポイントと言えるでしょう。ときどきリザオラルも結構な頻度でかかるので(20%らしい)、回復役として怖い痛恨等の事故を回避出来ますので価値はあります。

さて、比較対象ですがかなり幅広いので独断と偏見で絞って現在主力級のヒーラーないしSSランクの回復役にとどめておきます。



SSランクはかみさま、クインガルハート、ミラクレア、ゴールデンスライム、おまけで真・大魔王バーンに絞ることにします。デスアラウネやトガミヒメなどもいますが役割が違ってくるのでここでは避けることにします。前者はアタッカー兼補助役、後者はザオリクがない上に消費が大きいので差別化には困らないはずです。

クインガルハート
メラ吸収、マヒ無効の耐性を持ちます。ただベホマラーと聖女の歌しか持っておらず、コツもないので回復量や連発性能において劣るのでクエストではトワイライトの相手にならないでしょう。闘技なら見かけませんが聖女の歌がかなりの性能なのでこいつ自身はそこで全てのヒーラーと差別化できています。

かみさま
デイン吸収な上弱点が無く、3ターン状態異常も受け付けません。回復のコツも持つのでMPも問題なく、耐久力も申し分ないです。強大なライバルですが、差別化点はメラ耐性と長期戦でもマインドバリアが続くこと、リザオラルがかかること、ザオリーマと違いザオリクベホマズンであること、いやしの光で状態異常を治せることです。よって短期決戦では分が悪く、長期戦ではトワイライトメアに分があります。クエストならばトワイライトメアが上回ると思われます。

ゴールデンスライム
防御力に優れ、状態異常も無効に出来るヒーラーです。状態異常の対策を入れたい場合むしろこちらに出番があるでしょう。一方、単純な回復役としては消費MPが大きすぎるのでゴールデンスライムで長期戦をしのぐのは無理があります。

ラクレア
SSランクではライバルらしいライバルです。コツは無いものの自動MP大回復があるので長期戦の強さはさほど変わりません(というかむしろ勝手にMP回復しない馬は切れることもある)。強いて言えばザオリク連発する展開ではミラクレアでも辛いです。特技もベホマラーザオリク、聖なる防壁と揃い、ベホマズンが無い程度の差です。おまけに状態異常も3ターン無効で前述の防壁もあるので状態異常のケアではこちらが勝ります。ついでにデイン吸収もあるので差別化点はメラ耐性です。さらにこちらには聖天の守りや聖魔斬もあるのでトワイライトメアはかなりの劣勢です。一応リザオラルがかかるので事故率の低さで単純なヒーラーとしてならトワイライトメアが上ですがトワイライトを採用する時はどうしても立ちはだかる壁です。トワイライトメアは回復のコツによる回復量の差が一応強みになります。

真・大魔王バーン
おまけ。ベホマラーザオリクが使える上に鬼眼を持ちますし、秘めたる力で回復量も増加します。言うまでもなくバーンは戦闘能力も高いので総合力では負けると思いますが、回復役としてはコツ、いやしの光、リザオラルの点でトワイライトメアが上です。


ということでSSランクではトワイライトメア一強とはなりませんがそれぞれに採用するメリットがあることが分かりました。つまりトワイライトメアも純粋な回復役としては十分採用が出来るとも言えます。



続いて数の増えてきたSランクヒーラーです。純粋な回復役はここが一番多く、ライバルも相当数いそうな気がします。ちなみに相手側はSランクゆえにウエイトが低いので基本的にその点だけで採用出来るケースも多く、差別化には十分です。
比較対象はとりあえずホイミン、ガルハート、マクロベータ、エビルトレント、マポレーナにしておきます。それ以外は逆風を持つごくらくちょうなど明らかに差別化点、使用機会が分かれています。

マポレーナ
ときどきリザオラルを持つ点で同じであり、耐久や素早さも似ているモンスターです。戦いの歌なんかも出来るものの、マポレーナは回復のコツがないので小回りが利かない点で劣ります。戦いの歌が必要だったり、精霊の歌の方が有利なクエストではこちらが勝ります。

エビルトレント
MP、耐久力であろうことかSSランクのトワイライトよりも上です。ベホマラーは覚えませんが最悪タマゴで覚える手も考えられます。また、マホトラ踊りを持つのでMP回復も一応可能です。耐性はヒャド無効であるためメラとデインが効かないトワイライトメアとはそこで出番が分けられると思います。また、眠りも無効ですがマインドは効きます。タマゴを使わないとベホマラーが無い点とマインドバリアが無い点がトワイライトメアの差別化点です。

ガルハート
ステータスは低いものの、回復のコツと豊富な特技を扱える点でトワイライトメアよりも器用です。メラも無効なので基本的にメラ耐性が欲しいクエストのヒーラーはこちらを育成すれば十分です。トワイライトメア側はザオリクベホマズンが使えることや、リザオラル、マインドバリアが強みですがこれらに用が無くいやしの光が必要ない場合はこちらに軍配があがるでしょう。

マクロベータ
やはりステータス的には劣ります。しかしこちらは回復のコツに加えマホトラ斬りによるMP回復もしっかり使えるのでほぼ無限に回復が出来てしまうという強みがあります。またこのモンスターは状態異常にも強めで、しかもヒーラーには珍しいドルマ無効耐性を持つので他のモンスターとは随分違う使い勝手になります。長丁場のダンジョンではこちらに声がかかると思います。とはいえベホマズンやいやしの光が使えないので難易度によってはトワイライトメアに出番があるでしょう。

ホイミン
これまたステータスは低めですが、ベホマベホマラーベホマズンザオリクも光の波動も、あげくメガザルまで使いこなせる上にデイン無効の耐性も似ています。出来ることはほとんど同じなのでこうなると差別化点は耐性と特性のリザオラルやマインドバリアです。逆にホイミン側はホイミによる道中回復が出来る点で上です。
ただホイミンホイミで一枠圧迫する関係で選択肢は広くても実際に搭載出来るのは限界があります。光の波動と回復を両立したい場合ベホマラーザオリク、光の波動となりベホマズンは出来ません。そんなに大きな問題ではないですが。



最後に

新生によって状態異常回復を覚えたこと、つねにマインドバリアになったことが特に大きな変更点でした。これによって純粋に回復役としてだけの起用なら他のどのモンスターにも負けない性能になれたと思います。確かに派手さはないですが、決してハズレというほどの内容でもないでしょう。ちょうど幻魔クエストのクシャラミ戦でいてつくはばたきに消されないマインドバリア持ちでのいやしの光で大活躍できます。マインド持ち相手ならとりあえず馬、という程度には使えます。

ただしあくまでもその程度であり、わざわざこいつのためだけにガチャ引いて入手する必要まではないと思います。飛びぬけたものは無いので星4揃ったら育成くらいでもいいでしょう。

個人的にやる勇気はないですがいやしの光、ベホマズンザオリクベホマという構成も面白いかなと思います。このモンスターで回復以外をやろうとすると中途半端になるかと思いますので補助を積むならせいぜいピオリムマジックバリアとかですかね。まあ普通にベホマラー残すのもいい選択の一つだと思います。

本当は欲を言えば回復役の頂点なんだからMP+50じゃなくて自動MP大回復にして欲しかったなあ・・・