メガガブリアス強い問題 調整案を添えて

少し前にほうぼうで小さな話題となったメガガブリアス。弱い弱いと言われ続けてきた彼に一筋の光明が見えた・・・?

果たして本当に使えるのか考えてみる記事です。

ガブリアス
108 - 130 - 95 - 80 - 85 - 102
メガガブリアス
108 - 170 - 115 - 120 - 95 - 92

別のゲームかと思うような高すぎる種族値。今更説明するまでもないが、600族にしては無駄な特攻がそれほど高くなく、高い耐久を備えながら最高クラスの攻撃力を持ち、しかも素早さが激戦区100族を2だけ抜く102というあまりにも無駄がなさすぎる、英雄になるべくして生まれてきた最強のポケモンガブリアスである。特性も鮫肌と砂隠れでなかなかに強力というおまけつき。
そのメガシンカであるメガガブリアスは当初期待と不安で待たれていたが蓋を開けてみるとガブリアスの真逆で絶妙な素早さが何故か下がり、無駄な特攻に多くを割かれ、特性もほとんど無駄にとがっかり性能にされてしまった。現在のボーマンダを見るとガブリアスが不憫でならない。

ではメガガブリアスの悪いところが分かったわけであるが、良いところも探してあげなくてはかわいそうである。それはどこであるか。

1、珠に劣るとはいえ圧倒的な攻撃力

ギルガルドを乱数圏内に捉える火力を備える重戦車に変身。剣の舞を積まれてしまうと中速以下のポケモンはほぼ死滅する。

2、特攻が大きく上昇する

これにより大文字がかなり有用になるほか流星群の価値が非常に大きくなる。パルシェンに対してこれがあることにより珠氷の礫を耐えつつ、下降補正無振りで確定1発を取ることが出来る。ついでに逆鱗と違って技を固定されない竜技としても有用。

3、素早さが下がるとはいえ高い

90族までは抜けるわけで下がるとはいえ高い。重戦車型の種族値でありながら中速を抜き去るのは脅威と言えよう。

4、耐久が大幅に上昇する

特殊方面はなおやや薄いが物理方面はもはや物理受けのような数値を誇り、無振りでも珠パルシェンの氷の礫を耐えてしまうほど。珠では火力は得られるがこの耐久の面でメガガブリアスに大きく劣ってしまう。



特に注目すべきは最後の耐久の上昇にある。ガブリアスのイメージからすれば確かに弱いのだが、こいつはむしろ耐久上昇と火力上昇の両方を得られることに活路を見出す必要がある。つまりドサイドンのような重戦車をイメージして運用する別のポケモンになるのである。ドラゴン枠というよりも地面枠のイメージに近い。



調整せず使うパターン
H252S252 もしくはA252S252 陽気
剣の舞、流星群or大文字、逆鱗、地震

このパターンだと相手の選出をPT単位で誘導して中速以下のポケモンが固まったところで剣の舞を積ませて全抜きを狙う。シンプルではあるがもっとも特攻も素早さも耐久も火力も活かせる形ではある。



調整するパターン

ここからが本題
ここまでは長めの前振り 基本情報

さて、メガガブリアスのポテンシャルを引き出すために調整をしていきたいと思います。
調整案1 加速バトン先メガガブリアス重火力型
H220A252B4D20S12 意地っ張り

確定技:逆鱗、地震、ダブルチョップ
選択技:ストーンエッジ、岩雪崩、大文字

オススメの構成:逆鱗、地震、ダブルチョップ、岩雪崩

調整ライン
H:16n-1
A:全振り
B:陽気A252振りガブリアスの逆鱗が乱数1発(12.5%)
D:補正なしC252振り珠化身ボルトロスのめざ氷が乱数1発(6.3%)
S:1加速で最速ガブリアス抜き、2加速で150族以降も抜ける

バシャーモの加速バトン先として偽装で使用するメガガブリアス。こいつの場合は2加速を前提とするため完全に専用構築で使用することをオススメしたい。火力はメガガブリアスとして最高の数値を持たせており、耐久も物理はガブリアスの逆鱗を耐える(=A130族の一致威力120技を2倍弱点突かれて耐える)とかいうとんでもない数値、特殊も珠ボルトロスを返り討ちにする数値となっており極めて高い。バトン時の隙を突かれてもそうそう崩されるものではなく、バトンが決まればダブルチョップによりタスキも無視出来る。
これが少し前に話題になった強いメガガブリアスであり、バトン構築ではガルーラに比べバレにくいというメリットを活かして獅子奮迅の活躍を見せた。
Aを少し削ってB20振りにするとガブリアスの逆鱗も6.3%に抑えられる。

調整案2 加速バトンを選択肢として採用するPTに良く合うメガガブリアス
H220A12B36D52S188意地っ張り

確定技:逆鱗、地震
選択技:剣の舞、大文字、流星群、岩雪崩、ストーンエッジ

オススメの構成:逆鱗、地震、剣の舞、流星群or大文字

調整ライン
H:16n-1
A:余り
B:陽気A252振りガブリアスの逆鱗を確定耐え
D:補正なしC252振りまでのポリゴン2れいとうビームを確定耐え
S:最速71族抜き、1加速で最速130族抜き抜き

自前で積んで戦えるだけの高い耐久ラインを確保しつつ、素早さも最低限確保したタイプのメガガブリアス。先ほどの型では完全にバトンサポートが無いと辛かったがこちらはサイクル戦と単体性能を意識して作成してあるため問題ない。主に想定しているPTはバシャーモ入りで一応加速バトンを出来るようなタイプのPTである。守る、バトンタッチ、フレアドライブ、飛び膝蹴りみたいなバシャーモが相当する。そういうPTではバトン先としてこのガブリアスが極めて使い勝手が良く、一度でも加速していれば剣の舞から全抜きが狙える上に単純なサイクル戦にも強い耐久と火力を持てる。
火力は剣舞すれば逆鱗でB特化メガヤドランさえ確定2発にとらえ、H振りだけのカバルドン程度なら75%の乱数1にするくらいにはあるのでA12振りといえど十分な高さのはずだ。


と、こんな具合でメガガブリアスの強さがわずかでも伝われば幸いです。珍しく真面目な記事だったからなんか消化不良ですわ^^;