新年明けましておめでとうございますのトルネコ3 封素と異世界比較

コロナとかいう脅威のせいで外出自粛になり、皆さん家で辛い思いをしていることと思います。そこで、今まで手をつけていなかった方も封印の洞窟(ゲーム内表記封印の洞くつ)の素潜り、いわゆる封素に興味を持たれる可能性があると見越して今回は敷居を低くするべく、異世界との比較をしたいと思います。



1、主な特徴

・石像が出現しない
・爆発モンスターがいない(地雷等はある)
ひとくいばこがいない
・固定のモンスターハウスがない
・透視の指輪が出る
パペットマン、エビルポットが出る
・一部アイテムは名前が識別されている

・敵のラインナップが異世界より強め
ホイミスライムが出ない
・アイテムが少ない
・爪が壁の中から掘り出すしかない(某所では2000回の冒険で3回だったとか)
・1Fにスライムやスライムベスがいない
・パンが少ない



2、比較検討

赤いほどヤバいポイント、青いほど良いポイントとして色分けしてみました。
まず石像とひとくいばこ、爆発物の出ないという点が異世界と大きく違うポイントです。これにより理不尽死はあまりないのが封印の特徴です。慣れればこちらの方が簡単と言う人はおそらくこれが理由です。また、固定のモンスターハウスが無いことで必ず草の神等の用意&消費を求められる異世界と違って運次第では楽になります。さらに透視の指輪は出れば一気に難易度が変わる超便利アイテムで、これも封印だけのメリットです。
また、草や壺のうち一部などその時によるものの、名前が分かっているアイテムもあります。これも異世界との違いです。さらにペットンとビルポの存在が大きく、ペットンがいることで罠を自由に扱える他、ビルポがいることで待機組をいつでも手元に呼び寄せることで守ったり戦わせたりすることができます。
一方、異世界よりきついポイントとしては黄色以下に挙げました。まず敵のラインナップについては爆弾の有無など異世界と一概に凶悪さを比較は出来ないものの、単純な戦闘能力では異世界の同フロアより優れた敵が多いと思います。例えばどぐう戦士なんかは魔法が効くとはいえ異世界だとキラープラスターは81Fからであることなどを考えればかなり早い出現です。また、それらの出現率が高く設定されていることが少なくないのも特徴です。加えてホイミスライムが出ないことも戦闘の厳しさを増しています。さらにアイテムの少なさ、特に壺が少なく保存は殆ど出ないために持ち歩ける数も限られます。そして爪が無いことも極悪でしょう。異世界と同じモンスターも4%勧誘率が下がるということで、どうしても仲間の数自体が異世界と比べて少なくなります。そして少ないから戦闘の負担が蓄積して離脱もしやすく、さらに少なくなっていきます。すなわち、戦闘で楽が出来るというポポロの利点がかなり脅かされています。そして極めつけはパンの少なさと1Fでしょう。1Fは下手をすると何時間もループが続くこともあり、封素で一番難しいフロアです。また、それを越えてもパンがあまりにも少なく餓死が当たり前に起こります。場合によってはザオラルの巻物ですら食糧です。



3、総評

総合的に見ると、若干ですが封素の方が難しいのは否定出来ないところです。例えばまたキラープラスターを例に取りますが、異世界でももちろん脅威ですが封素ではより脅威度が高く、封印の主力は勧誘率的にほぼドグーンかマジタンですが、これが非常に相性が悪い。異世界ならばフライダ、ドラタル、エミリーといずれも攻撃的でそこまで不利ではなく、しかもランガーが起きていれば完全に有利になります。しかし、封印はドグーンだとルカナンを打ち消され(それでもバイキルトと特技使うながある分マジタンよりはいいかも)、マジタンに至っては毒と攻撃力の低さでルカナンを浴びせられまくる上に毒らせてもなお真空斬りが痛いという相性の悪さを誇ります。それでいてキラープラスターの出現率が非常に高く、異世界の感覚で挑むと非常に痛い目にあいます。このように各所が異世界より難化しています。
しかし、先程述べたように石像等の事故要素をなくしているなど良い点もあり、透視の指輪もあることやベロコンマジコンという強力なコンボの存在もあって、必ずしも異世界と比べて大きく難易度が違うということはないかと思います。
単純に、異世界とは敵のラインナップが違うもう一つのもっと不思議として楽しんでもらえたら嬉しいかな、というところで本記事を締めさせて頂きたいと思います。


























最後に、本記事はコロナによる自粛での封素需要増を見越した記事ですが、この記事を編集している際にコロナのせいで日本の至宝、志村けんさんの訃報が入ってきました。とても悲しいことです。謹んでお悔やみを申し上げます。