ドラゴンクエスト4 永遠に決着がつかない話 後編



後半です。

第六位
マーニャ

まともに攻撃呪文を持つ唯一のキャラです。それでも属性が物足りないですが・・・
ドラクエの基本的な攻撃呪文は8くらいまではほぼ、メラゾーマイオナズン以外人権がありませんでした。その2つを両方覚えるのがマーニャです。また、素早さやMPに優れ、その他も最終的なステータスが非常に高く、最後はキラーピアスで突撃するのでも強いという謎のキャラです。上がり始めが遅いのでネタの域ですが。
中盤までも攻撃呪文で火力をリードしてくれます。メラミを覚えるまでがやや不遇ですが、メラミを覚えると80前後の大ダメージを出せるようになり、素早さの高さを活かしてのイオラも強力です。
最終盤は燃費が怪しいですが、イオナズンで派手に雑魚を一掃してくれますし、メラゾーマも通しにくいことは多いですがボス戦の有力なダメージソースになります。ルカニも便利ですね。
しかしながら、ドラクエ4では通りは悪くないもののメラギライオはほぼ同じ耐性で、効かない敵に苦しい展開が待っています。ちゃんと相手を選べばもちろん強いので、ある程度知識がある人向けなのかもしれません。洞窟等でのMP管理も同様ですね。
ルカニについてはやたらと持ち上げられているものを見たことがありますが、ドラクエ4は全体的に敵の守備力が控えめなのと(とはいえデスピサロなどは高いです)、みなごろしの剣の道具使用効果にルカナンがあることから私はこれを採用理由にするのは弱いと思っています。FC版は高貫通でしたが、PS版以降はルカナンでも通りは同じです。むしろピサロ加入後などはイオナズンを打てるキャラがもう一枚作れるというところにこそ最大の良さがあると思います。


第七位

これ以降は採用が怪しくなるキャラです。ただ、3~6位との差は大きいとは思わないので、愛や理由、場面によっては十分に採用出来ると思いますし、7~9位ではみんなどっこいくらいだと思います。ドラクエ4には弱いキャラがいないと思います。

ブライ

低めのステータスながらも、攻撃補助の呪文を豊富に覚える賢者タイプのキャラです。でも11のロウにはなりきれなかったかな?
ヒャド系の攻撃呪文と、ルカニピオリムバイキルトなど戦いの基本となる補助呪文を使いこなします。中盤まではヒャダルコがかなり良い威力で活躍が見込めますし、終盤もこの補助呪文は魅力的で、特に行動順を安定させるピオリムと、攻撃のダメージ約2倍と跳ね上げるバイキルトは非常に便利です。
ただ、それらをするほどではない場合が多いです。ヒャド系は最後マヒャドヒャダインで範囲か威力が半端になってしまいますし、ピオリムはずっと便利なのですが、いてつく波動が打たれ始めると消される覚悟で撃つほどではなく少し分が悪いです。バイキルトは波動覚悟でも使いたいのですが、肝心の使用先候補であるライアンとトルネコがそもそも採用されづらいというところに大きな弱点があります。勇者は手数かけるならギガデインやギガソードもありますし、アリーナはそもそも会心の方が良いです。仕える相手を間違えたなブライ。
しかし、補助呪文の便利さがなくなるわけではありませんので、欲しい場面では十分に採用に足るキャラだと思います。

第八位
ライアン

いわゆる戦士タイプです。最終的なステータスがマーニャ以下だったり怪しいですが、基本的には攻略中はHPが高い典型的なタイプです。装備品も勇者に並んで重装備が可能で、身の守りは低いですがそれを感じさせるようなことはないと思います。
弱点は特技が無いことと、その鈍足さです。長所もその鈍足さです。どういうことか。まず、鈍足であるために敵の攻撃を受けてからの反撃になってしまいます。雑魚戦でいちいち敵の行動を受けるのはリスクが高く、使いにくいです。一方、鈍足であるため味方の補助呪文を待ってから行動できます。ブライのバイキルトや、みなごろしの剣を入れてから動けるわけです。さらにあえて敵に後攻して賢者の石を使う、といったテクニカルなプレイも可能になります。それらを高いHPと高耐久な防具から使えるのがライアンの強みです。脳筋なキャラですが、使う方には頭脳が重要です。ちゃんと特徴を活かして使うとかなり強力なキャラだったりするので、順位や見た目の印象、世間の評価よりも断然優秀なキャラだと思います。また、中盤のバルザック+戦では自然回復50を上回るのに、ドラゴンキラーを装備出来るライアンの攻撃力は重要だったりします。

そして栄えある第九位は・・・

第九位
トルネコ

リメイクでかなりステータスは改善したものの、ライアンには劣りますし、装備も勇者やライアンまでは強くありません。ドラクエ4リメイクでは一方で移動中の特技を覚える唯一のキャラでもあり、特にしのびあしは非常に重要です。また、戦闘中の特殊行動はハズレもあるものの、強力な効果も混ざっています。バグを厭わないなら体当たりなどのとんでもない行動も・・・
とはいうものの、弱くはないですが安定もしません。特殊行動は当たりも少なくないですが、それでも余計なことをされるのは危険です。恥ずかしい呪いみたいなものです。ただ、HPがあるのは確かですし、勇者ライアントルネコでのタフガイパーティも面白いかもしれません。
トルネコの存在意義を愛以外に求めると、しのびあしと盗むに集約されると思います。しのびあしは説明不要でしょうが、盗む方も非常に便利でPS版でこそ産廃ですが(PS版のみ発動率が1/52で抽選後、ドロップ率で成功するかを判定している。1/1024なら約5000ターンに1つしか盗めない)、DS版以降はドロップ率を問わず1/40(発動率がなんらかの要因で変わる諸説あります)で発動するようになり、これ期待でパーティに入れるのも面白いです。ピサロナイトからせいじゃくのたまを複数入手したり、夢は広がります。ビビンバーの祝福の杖を集めたり、はぐれメタルヘルムを盗んだり。夢を追いかけるなら是非入れたいキャラですね。特殊行動はピサロにだって真似できません。



まとめ


結論:ドラクエ4に使えないキャラはいない!導かれない方が良かったキャラなんていない!



個人的にはエビルプリースト戦はピサロ、勇者、ミネアまで確定です。フバーハ覚えた後のミネアを外すことが無いですね。